はじめに:AI音楽は副業として成立するのか?
AI音楽生成ツールを使って楽曲を制作している方は、少なからず
「この曲を配信して少しでも収入を得たい」
「副業として成り立つ可能性はあるのか?」
と考える方も多いのではないでしょうか。
私自身、ゲーム制作用に制作したBGMを活かせないかと考え、実際にSpotifyへ配信してみました。
今回公開したアルバムは、存在しない架空のゲームのオリジナルサウンドトラック!
その名も…
「ヴォイドトレース 深夜の捜査ファイル
-架空のゲームシリーズ オリジナルサウンドトラック-」
SFアドベンチャーゲームを想定し、オープニングからエンディングまでのシーンを想像して作成したアルバムになっています。ゲームのBGMを作業用BGMにしている人向けに作成した曲です。
実際の配信ページはこちらです。
https://open.spotify.com/intl-ja/album/63DxMlRhCVTMw40BblQGKZ
アルバム紹介はさておき、
まずは「AI楽曲でも本当に配信できるのか?」という所から確認作業を始めました。
AI楽曲はどこでも配信できるわけではない
音楽をSpotifyやApple Musicに登録するには、ディストリビューターを通す必要があります。
しかし重要なのは、
AI生成楽曲を明確に許可しているかどうかはサービスによって異なる
という点です。
規約上の扱いは各社で異なり、商用利用可否や著作権の帰属条件も違います。
副業として収入を得たい場合、ここが非常に重要な部分となります。
有料ディストリビューターの代表例:DistroKid
配信サービスとして有名なのがDistroKidです。
世界的な利用者数
機能の充実
安定した実績
ただし年額費用が必要です。
自身がある方はここを使うのが一番良いと思っています。副業として「まずは試したい」段階では、固定費がかかることがハードルになると思います。
利益や副業を考えず、リリースしたい!という目標であればここ1択で良いと思います。
以前利用していたSPRYER
以前、私はSPRYERを利用して収益を得た経験があります。
日本語対応でAI楽曲でもリリースしてくれていたのですが、現在はサービス終了しています。
ここで少ないですが、収入を得ることができました。
支払いも非常に簡単で、少額でもアマギフで支払ってもらえるため、非常に素晴らしいサービスでした。このサービスを使っていた方も多いのではないでしょうか?
今回選んだのはSoundOn
最終的に選んだのはSoundOnです。
理由は以下の通りです。
1. 初期費用がかからない
無料で登録可能という点は、副業の実験として非常に大きいと感じました。
2. 日本語対応
問い合わせや確認作業が比較的安心です。
3. TikTok連携
TikTokとの連携が強く、バズの可能性は低くてもゼロではありません。
ストリーミング単体で稼ぐのではなく、拡散導線の一部として考えました。
副業としていくら稼げるのか?
ここが最も現実的な問題です。
Spotifyの収益は変動しますが、1再生あたり数円未満と言われています。
仮に0.3円と仮定すると、
1万円の収入には約3万再生が必要になります。
副業として安定収入を得るには、
継続リリース
プレイリスト掲載
SNS連携
TikTok活用
など複合的戦略が必要だと感じました。
「AI音楽を出せば自動で稼げる」という状況ではありません。
Artist名の重複リスクは“収益化以前の致命傷”になり得る
私が実際に登録してみて、絶対に今後登録する人に伝えないと!
と思ったのは「Artist名管理の重要性」です。
これは本当に甘く見ないほうがいいです。
SpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスでは、
ディストリビューター(今回でいうSoundOn)がアーティスト名をもとに既存ページへ紐付けを行います。
つまり――
すでに同じArtist名が存在している場合、あなたの楽曲が“その人のページ”に登録されてしまう可能性があるのです。
何が問題なのか?
例えば、あなたが副業目的でAI楽曲を制作し、
「SampleSong」という名前で登録したとします。
しかし既に海外に同名アーティストが存在していた場合…
-
あなたの作った曲「SampleSong」がそのアーティストのディスコグラフィーに表示される
-
リスナーはあなたの存在に気づかない
-
Spotify for Artistsで、自分の曲と証明するのが非常に難しくなる
-
収益管理が正常にできない可能性がある
という状況が起こり得ます。
これは単なる表示ミスではありません。
自分の作品が“他人の作品扱い”になる状態です。
副業として収入を得たい人にとって、これは致命的です。
「本当にその曲の権利者である」ことを証明しなければなりません。
これがスムーズに通る保証はありません。
副業でコツコツ積み上げていきたい人にとって、
スタート時点でトラブルを抱えるのは大きなロスになります。
商用利用・ライセンスに関する注意
AI音楽生成サービスの利用規約、ディストリビューターの契約条件、各ストリーミングサービスのポリシーは必ず確認してください。
規約は変更される可能性があります。
最終的な責任は利用者自身にあります。必ず公式情報をご確認ください。
まとめ:AI音楽副業は挑戦する価値があるか?
現実的に言えば、大きな収入をすぐに得るのは簡単ではありません。
私もまだ始めたばかりではありますが、SoundOnでの収入はありません。
しかし、
初期費用ゼロで試せる
ポートフォリオになる
ゲーム制作と相性が良い
継続すれば資産になる可能性がある
という点で、挑戦する価値はあると感じました。
せっかくSunoを使うのであれば、こちらも試してみるのは面白いと思います。

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