SUNO AIで「ペルソナ5風」楽曲はどこまで再現できるのか?
今回は、SUNO AIを使って
『ペルソナ5』をイメージしたスタイリッシュなボーカル楽曲を、
プロンプト設計のみで制作する試みです。
ペルソナ5の楽曲は本当に大好きで、再現できたら良いなと頑張ってみました。
なお、再現と言いながらも曲調や雰囲気を寄せているだけなので原曲とは異なる点にご注意ください。
今回作成した曲はこんな感じです。
参考にしているのは、「Life Will Change」に代表されるような、
-
怪盗感
-
疾走感
-
ジャズとロックが融合した攻撃的なサウンド
-
強く印象に残る女性ボーカル
といった要素を持つ、ペルソナ5特有の音楽性です。
あらかじめ明記しておきますが、
本楽曲は既存曲のコピーや学習・模倣を目的としたものではありません。
SUNO AIの学習機能は使用せず、
入力するプロンプトの工夫だけで、どこまで“雰囲気”を近づけられるか
という実験的な制作になります。
ペルソナ5らしさを作る「全体設計」の考え方
ペルソナ5風サウンドを作るうえで重要なのは、
単に「ジャズ」「アニメBGM」と指定することではありません。
ポイントは、
-
ジャンルの掛け合わせ
-
テンポとBPMの明確化
-
楽器のキャラクター指定
-
ボーカルの声質まで踏み込むこと
この4点です。
今回使用したStyle指定はこちらです。
この中に、ペルソナ5らしさの正体がほぼすべて詰まっています。
・・・というのは大げさですが、これらの指定でかなり雰囲気を
寄せることができました。
下に細かく書いていきます。
Style解説:ペルソナ5感を出すための工夫
Acid Jazz × Funk Rock が核になる
「ペルソナ5っぽい曲を作りたい」と思って
Jazzだけを指定すると失敗しやすいです。
Suno AIは「Jazz」と入れると、
-
落ち着いた
-
おしゃれ
-
カフェBGM寄り
になりがちです。
そこで重要になるのが Funk Rock の追加です。
-
ジャズのグルーヴ
-
ロックの攻撃性
この2つを同時に持たせることで、
「ペルソナ5っぽいアシッドジャズ」になります。
ここの部分がほぼ核だと思っています。これだけでぐっと雰囲気が寄ります。
132 BPM + Fast Tempo で疾走感を固定する
ペルソナ5の代表曲は、
体感的にかなりテンポが速く感じられます。
そのため今回は、
-
Fast Tempo
-
132 BPM
を明示的に指定しています。
BPMを入れないと、
ノリは良いけど少し遅い曲になりやすいため、
数字で縛るのがかなり重要です。
Wah Guitar と Groovy Bassline
ペルソナ5サウンドの再現用に
-
ワウペダルのかかったギター
-
うねるようなベースライン
という指示を加えるために
-
Wah Guitar
-
Groovy Bassline
を加えてみました。
Brass Stabs と Hammond Organ でキレを出す
サビや盛り上がり部分で鳴る、
「パッ!」と切れ込むブラス。
これはペルソナ楽曲の大きな特徴です。
-
Brass Stabs
-
Brass Hits
と指定することで、
リズムを強調する鋭いアクセントが入りやすくなります。
また、
Hammond Organ(ハモンドオルガン)を加えることで、
ジャズ寄りすぎず、少しロックで怪しい質感を足しています。
ボーカルは「Husky Diva」まで踏み込む
女性ボーカルも、
ただ「Female Vocals」と指定するだけでは足りません。
今回は、
-
Soulful
-
Husky Diva
-
Powerful Voice
までしっかり指定しています。
これにより、
-
少しハスキー
-
力強い
-
バンドに負けない存在感
を持った、
ペルソナ5らしいボーカルになりやすくなります。
Lyric構造の考え方(※歌詞内容は解説していません)
今回のLyricでは、
歌詞の意味そのものではなく、
構造とパートごとの役割を重視しています。
Intro
いきなり歌わせず、
ギターとベースで一気に「掴み」を作ります。
ここで
「これはスタイリッシュな曲だ」と
最初の数秒で分からせる狙いです。
Verse
Verseでは、
クールさと安定したビートを優先。
感情を爆発させる前の、
余裕と不敵さを感じさせるパートです。
Pre-Chorus
ここが非常に重要です。
-
Building Tension
-
Organ Swell
を入れることで、
「これから何かが起きる」前兆を作っています。
サビに入る前の高揚感は、
ペルソナ5楽曲の大きな特徴です。
Chorus
一気に解放するパート。
-
Explosive
-
Brass Section
-
Powerful Vocals
を重ねることで、
怪盗感
反逆感
カタルシス
をまとめて叩きつける構成にしています。
Interlude / Outro
ギターソロやブラスヒットで
勢いを保ったまま走り抜ける感じで。
まとめ:ペルソナ5風を作る最大のコツ
今回の制作で改めて感じたポイントは以下です。
-
「ジャズ」だけでは足りない
-
Acid Jazz × Funk Rock の掛け合わせが重要
-
テンポとBPMは必ず数値で指定する
-
Wah Guitar / Brass / ベースでキャラを作る
-
ボーカルは声質まで踏み込む
SUNO AIは、
プロンプト次第で驚くほど方向性が変わるツールです。
「ペルソナ5風」という同じテーマでも、
StyleやLyric構造を少し変えるだけで、
全く違う曲になるのも面白いところです。
AI作曲における
ジャンル再現・雰囲気設計の一例として、
何かの参考になれば幸いです。
注意と補足
この楽曲は既存楽曲の学習・流用・模倣を目的としたものではありません。
SUNO AIの学習機能は使用せず、あくまで「入力するプロンプトの工夫」のみで、
どこまで雰囲気や構造に近づけられるかを検証した実験的な試みです。
特定作品や類似表現を推奨する意図はなく、
AI作曲における表現設計の一例としてご覧ください。
コメント
コメントを投稿