Suno AIでリュート独奏BGMを作るコツ
この記事では、Suno AIを使って「静かで情緒的なリュート独奏曲」を
作るためのプロンプト設計を解説します。
特定の作品を模倣するのではなく、古典ファンタジーRPGに見られる
“穏やかなソロ楽器曲”の雰囲気を再現する方法に焦点を当てています。
今回は、Suno AIを使ってFF5「親愛なる友へ」の前半部分のような
リュート一本だけで演奏されるソロ楽曲を制作してみました。
ドラムもストリングスも使わず、
あえて音数を極限まで削った構成です。
ゲーム制作や動画用BGMとして、
「主張しすぎない」「感情だけが残る」「印象に残るシーンを作る」
そんな音楽を作りたい方向けの作例になります。
目指したイメージについて
この曲調を考えるうえで、どうしても外せなかったのが
『ファイナルファンタジーV』の「親愛なる友へ」です。
個人的にとても好きな曲で、
初めて聴いたとき、
こんなにシンプルなのに、どうしてこんなに心に残るんだろう
とエンディングに釘付けになりつつ、とても曲が素敵で感動していました。
派手な展開や盛り上がりがあるわけではないのに、
静かな旋律だけで情景や感情が浮かんでくる。
その感覚を、
Suno AIで再現できるのか試してみたかった
というのが、今回の制作のきっかけです。
完成した曲はこんな感じです。
使用したプロンプト
Lyric(リリック・歌詞・構造)
今回は完全なインストゥルメンタル指定です。
歌詞やコーラスは一切入れていません。
リュートのソロにするために「Lute Solo」という記載を足しています。
また、今回はループや曲の流れなどをまったく指定していません。
あくまで、リュートだけの演奏を作るのが目的だったため曲構成はSUNOに任せました。
Style(スタイル)
Suno AIでは、楽器指定が曖昧だと自動的に伴奏や装飾が足されがちです。
今回は
「Renaissance Lute Solo」
と明確に指定することで、
・複数楽器になりにくい
・装飾音が増えすぎない
という効果を狙っています。
「Unplugged」「Raw recording」で生音感を出す
ソロ楽器曲では、
音が綺麗すぎると逆に感情が薄く感じることがあります。
そこで、
-
Unplugged
-
Raw recording
といった指定を入れ、
録音された生演奏のような質感を意識しています。
少し指が擦れる感じや、
余韻の揺らぎが残るほうが、
静かな曲では雰囲気が出やすい印象です。
テンポは「Slow and Emotional」が安定
テンポ指定を細かく数値で入れなくても、
このジャンルでは
-
Slow
-
Emotional
を入れるだけで、
落ち着いた演奏になりやすくなります。
FF5「親愛なる友へ」のように、
急がず、語りかけるような旋律を作りたい場合は、
かなり有効な指定です。
ソロ楽器曲は「引き算」が一番大事
今回の制作で改めて感じたのは、
ソロ楽器曲ほど、
何を足すかより、何を入れないか
が重要だということです。
-
盛り上がる要素を足さない
-
ドラマチックにしすぎない
-
あえて単調さを残す
その結果、
聴き手の想像に委ねる余白が生まれます。
まとめ:Suno AIでも静かな名曲系BGMは作れる
Suno AIというと、
どうしても派手な歌モノやダンス曲が注目されがちですが、
今回のようにプロンプトを絞り込むことで、
-
RPGの回想シーン
-
別れの場面
-
エンディング前の静かな時間
に合う、
控えめで感情的なBGMも十分に生成できます。
FF5「親愛なる友へ」が好きな方や、
シンプルな旋律に惹かれる方の参考になれば嬉しいです。
注意と補足
この楽曲は既存楽曲の学習・流用・模倣を目的としたものではありません。
SUNO AIの学習機能は使用せず、あくまで「入力するプロンプトの工夫」のみで、
どこまで雰囲気や構造に近づけられるかを検証した実験的な試みです。
特定作品や類似表現を推奨する意図はなく、
AI作曲における表現設計の一例としてご覧ください。
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